エンドレス・フェアリーテイル 
―Endless Fairytale―

ジャケット
『テンペスト』
東京、高円寺。アーティスト『トラジディーズ』のボーカル、ロミオこと六戸修司は、彼が所属していたバンドの解散の日、一人の少女と出会う。
霧雨樹里と名乗った少女は行く宛がないらしく、部屋に置いてしまうのだが――。
全くの新解釈による東方project×現代版『テンペスト』、ここに開幕。
『じゃじゃ馬慣らし』
氷の妖精、チルノは何時如何なる時も暴れん坊。その力は無軌道無差別に妖精たちに振るわれる。
けれど、そんなチルノを大妖精は案じて、乱暴を止めようと決意するのだった。
彼女の横暴を大妖精は止める事が出来るのか。必死に考えた方法が明後日を向いて炸裂する。
『お気に召すまま』
ここは妖精の国、今日は国を統べる女王陛下の誕生パーティ。
けれど女王陛下は飽いてしまったらしく、どうも顔色優れぬ模様。妖精たちだけでは案が浮かばない。
そこに現れた人間たちと、上演される悲喜劇――人間たちの悲喜こもごもと、まるで冗談のような悲劇。
女王陛下は果たして何を彼らから受け取るのだろうか。
『リチャード三世』
薔薇戦争末期。ヨーク朝のイングランド王、リチャード三世は宿敵との決戦を明日に控えていた。
その天幕に不意に現れた、片側の髪を結った女性はエインセルと名乗り、、剣を抜くリチャードに臆することもなく歌い始めるのだった。
史劇へ妖精が関わるとしたらどうなるのだろうか。目の当たりに出来る筈もない事を語り始めた、エインセルの運命は――。
『タイタス・アンドロニカス』
妖怪は消失し、弾幕決闘法は崩壊した。血で血を洗う、妖精と人間との争い。その中に、大妖精の姿があった。
ゲリラ戦術や弾幕を駆使して人間を葬る彼女の目的はただ一つ。チルノを殺させない、はぐれてしまったチルノと合流し、助け出す。
ただそれだけのために、大妖精は戦場を駆け抜けるのだ。狂気に落ちながら、悪夢を見ながら、けれどそれでも懸命に。
『残酷劇』と訳された、忌まれた悲劇は一体何を魅せるのか。大妖精はチルノを救えるのか。さぁ、刮目せよ。
『真夏の夜の夢』
夢は現、現は夢。短い夏の夜の終わりの刹那。静かに語られる終焉は、何を望むのか。

頒布価格:1100円 
発行:2013/8/12 コミックマーケット84(月曜日)
頒布:F-20a『妖精時計(FaeryClock)』 

シェイクスピア×大妖精連作小説集。悲劇、史劇、喜劇から語られる幾つかの物語。
様々な味付けが為されたこれらの物語に、『大妖精』がどのように関わるのかをお楽しみ下さい。
あなたの掌に、この終わらない御伽噺があらんことを。
 

スタッフ

企画:高坂流(妖精時計)
Circle:妖精時計(FaeryClock) Presents

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http://twitter.com/takasaka393

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